サガとエゴ

先日、ある方のブログに「ROUND 1」のスポッチャのことが書かれていました。
僕もスポッチャの「釣り堀」で違和感を覚えた一人なので、、、
行かれたことのない方にはよく分からないかも知れませんが、、
思ったことを少し書いてみようと思います。
この「釣り堀」はスポッチャの一角にあって、糸にウキと針の付いた短い竿と練り餌が用意してあり、室内で手軽に釣りを楽しめるといった感じなんですけど、、この釣り堀ブースの生臭さと水槽の中にいるボロボロの魚達に違和感を覚えました。
で、やらないで他のゲームに行こうかと思ったのですが、、
目の前に水があり、釣り具があると、糸を垂らしたくなるのは、
釣り人のサガなので、やっぱりちょっとだけ、、と短い竿を握ってました。
すると、すぐに魚が当たるんです。
この瞬間、なんか違うと覚めてしまいました。。。
そう、釣りって、こんなんじゃない様な気がするんです。
小さな水槽に入れられて、ボロボロになるまで人間の遊び道具にされる魚。。。どう思いますか???
それっだったら、管理釣り場も一緒やろ!って思う方もいると思うんです。規模が違うだけで、人間が放した魚を釣って楽しむという点においては同じなんですよね。
すべては人間のエゴなんです。
人間次第で、保護の対象になったり、駆除の対象になったり、遊び道具にされたりと地球上の他の生き物からすると、人間のエゴほど恐ろしいものは無いんじゃないかなと思います。
こういう風に考えると、釣り堀だろうが、自然のフィールドだろうが、釣りをして遊ぶこと自体、生きている魚にとっては迷惑な話だろうとは思います。
釣り自体が人間のエゴの塊かも知れません。。。
魚の事を考えると、人間は冷暖房の整った部屋の中で釣りのTVゲームでもしているほうがいいかもです。
けれども、釣りをすることによって、自然界から学ぶことも多くあるし、厳し自然の中で生き抜く魚達に触れることで、生き物の命の重みを体感することが出来ると思うんです。
外に出て、風を感じる事。海でも、川でも、湖でも、自然の中で魚と遊ぶ事により見えてくることは、TVゲームや、室内の釣り堀では決して見えないことなんです。
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こんな考えも釣り人である、僕自身のエゴなのは分かっているのですが、自然の中で遊べる釣りのあり方を考えさせられました。