レッド兄弟

春は「赤」とよく耳にします。
なんで赤なのか???はさておき、
+ROOMS’のカラーチャートにある赤色を説明します。
ほとんどのアイテムに採用している、
「ファイアーレッド」
P1100007.JPG
そして、
元々は、僕のシークレットカラーだった
「ハンティングレッド」
PB230005.JPG
赤系はこの2色な訳ですが、
この色の使い分けを良く質問されます。
それで、皆さん言われるのが、
濁ったところに「ハンティングレッド」で、
クリアーに近いほど「ファイアーレッド」ですか???と。。。
絶対的な正解はないのですが、、
僕がこの2色を作る意図としては、
逆なんです。
濁ったところに「ファイアーレッド」。
クリアーや弱ステインに「ハンティングレッド」。

その理由は、
魚の目は赤色を認識しづらいと僕は考えていて、赤は恐らく黒よりも黒いというか、
シルエットとしてはハッキリするが、鮮やかさはなく、どちらかと言えば、
岩などに同化しやすい色だと思うんです。
海釣りをされる方はガシラやアイナメなどの根魚が赤いことをよくご存じかと思いますが、
人間から見ると赤く鮮やかな色が魚にとってはこの上ない保護色となっているのです。
そう考えているので、
濁りがあるところでは、シルエットを出来る限りハッキリと出せる
「ファイアーレッド」の方が効果的。
「ハンティングレッド」のシルバーの塗装はキラキラさせるためのものではなく、
赤のみのボディではシルエットが強すぎるのをぼかすためのものなのです。
ですから、水の透明度が上がるほど「ハンティングレッド」の使用頻度が高くなります。
クリアーなところでの赤はハッキリしすぎてバレバレになってしまい
バイトの確立を下げてしまいますから、少し和らげてくれるシルバーの塗装が
とても重要になって来る訳です。
シルバーはキラキラのフラッシング効果だけではないのだ~!
こんな事を想い出しながらこの2色を使い分けて頂けると嬉しいです!