5日(日)は用事で大阪にいました。用事が済むとユージと一緒にCRIMINAL TYPE-S “Black Bird”のテストへ淀川へ。
テスト経過は悪くない。ユージとの感覚のズレはあるものの、今までと変わらず大きくないし、お互いが同じ方向をむけているように思います。ルアーでも同じなんですけど、僕達の開発作業はお互いの感覚が大半を占めているというより、感覚が全てなんです。だから、感覚のズレはとても大事なことです。
で、今日のタイトルの「いいロッドとは?」なんですけど、
僕なりの結論からいうと、「自分にとって感触のいいロッド」が「いいロッド」だと思います。
世間では、超高感度のロッドがいいロッド的扱いをされている気がしますが、そもそも、高感度のロッドとは何なのか???
雑誌や何かで有名プロ等が高感度と紹介すれば、感度のいいロッドと認識されているように思います。けど、感度なんて釣りしてるときの集中力で変わるだろうし、たとえば、携帯が鳴った直後のアタリに対する感度は、同じロッドを使っていても人それぞれ違うと思います。携帯に気を取られた人は確実に集中している人よりも感度は薄れていると思います。ロッドの感度なんてその程度のもののように思います。当然、ロッドを形成する物質によって、振動伝達速度の速いものと遅いものはあります。おそらく、理論的には、ブランク、ガイド、グリップなどを全て振動伝達速度の速い物質で作れば感度のいいロッドという事になります。けど、考えてみてください、釣りしてるときに理論的に感度を意識しますか?そんなに理論武装して頭でっかちになってバス釣りします??たぶんみんなしてないですよね。すべては自分自身の手から伝わるものを自分なりに感じとっているだけじゃないですか?
だから、このロッドで釣りたいって思ったら感度のいいロッドになると思います。モチベーションが高レベルで維持されるから。
ロッドにはこのアングラーのモチベーションを保てる何かが必要だと思います。この何かがあるのとないのとでは、感度まで変わるように思います。その何かを追い求めてCRIMINALは作っています。