このブログと少しだけ前後しましたが、、、
「バスショップ ナイル」さまにて初回少量の販売予約受付を開始いたしました。
ハンドメイドですので数に限界があります(汗。。。
ご希望の方はお早めにご予約ください。
ではでは、本題の「雷神」の秘密ですが、
前回書いたことの詳しい説明をします。
まず、「重心移動システム」を採用したこと。
この設計をしたのは、ユージなんです。
ユージが言うには、
360度、全方向にイレギュラーダートできるジャークベイトを作るにはこの方法が+ROOMS’に今出来る最大限。
その「重心移動」の詳細は、
重さと素材の違う金属玉を3つ、長さ60mm、直径6mmの水平ウエイトルームの中に入れ、それを全長96mmの雷神のボディの中に埋め込んでいるんです。
全方向にダートさせる為にこの移動するウエイトはロックされる設計ではなく、常に自由に動けるようになっています。
これにより、頭下がりの姿勢になったり、お尻下がりの姿勢になったりルアー自身の動きを自由なものに出来ているんです。
もちろん、ジャークした時もウエイトは自由に動けるので、アングラーが意図しない動きも簡単に作りだせるんです。
ジャークによってアクロバティックな動きを出すタイミングはアングラーの意思によって作り出し、その動きそのものはルアー内部の重心移動システムが作り出す。
アングラーは動きを制御するのではなく、そのタイミングを制御するほうが釣れるんですよね。
そして、この自由に動けるウエイトだけではまともに泳ぐルアーにはならないので、それを制御しているのが、「+ROOMS’コアシステム」なんです。
この「コアシステム」は、通常ルアーを安定させる為にボディ内部に入れる固定ウエイトを出来る限り排除して、ボディ自体に水よりも重い素材を採用しているんです。
ただ、ボディ全てをこの素材で作ると、水よりも重いので、当然シンキングのルアーになってしまいます。そこで、、、
この重い素材を「コア」としてボディの軸として成形し、その「コア」に水よりも軽い「特殊発泡素材」を組み合わせてスローフローティングのボディを成形しています。
なので、ボディの固定ウエイトはボディということになるんです。
この「コアシステム」と「重心移動」によりルアー挙動の安定と不安定を高次元で表現できていると思います。
開発担当者ユージがミノーに求めたものは、この完全な安定感の中の予想できない不安定感。
カーボンリップ、重心移動、コアシステムと+ROOMS’としては新たな試みが一杯詰まった「A.O.I-雷神-」で楽しんでいただけたらと思います。
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