開発コード:AN‐30

またまた寒波到来で、
大雪の予報が各地に出ています。
皆さん車の運転などは気を付けてください!
さてさて、
そんな寒~い冬の間に着々と進んでおります。
新アイテムの開発作業。
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「開発コード:AN-30」
サブサーフェイスのクランクベイトなのですが、
実は、約2年半前のアルカトラズをリリースした時から
開発はスタートしていたんです。
「何年かかってんねん。。。。」という声が聞こえてきそうですが、、、
「3年かかってます!」と答えるしかない訳です。
いくつかルアーを作っていると、
どのくらい潜るようにするとか、ウォブルとロールのセッティングの
仕方とか、浮力のセッティングなどはある程度分かってきます。
この「AN-30」を作り始めたときに、コンセプトとして、
「水深30cmまでをトレース出来るもの」
「しっかりと水を動かせるもの」
「ウォータースクラッチ理論を継承するもの」
この3点を突き詰めて考えようというものでした。
1つ目と2つ目は何も難しいことはありません。
最も苦労した点は、
3つ目の「ウォータースクラッチ」。
アルカトラズと違い、
表層は水面までの距離が無いために、
高速リトリーブをすると水面に飛び出やすくなります。
これは、ボディ形状が複雑な為、水を掴めているところと、
水を掴めていないところの差が激しく、
少しでも安定性を失うと水から飛び出てしまうんです。
けれども、
僕の考えるウォータスクラッチを実現しようとすると、
ボディ形状はある程度、複雑なものになってしまいます。
このボディと動きのバランスセッティングに沢山時間が必要だった訳です。
で、、、
ようやく最終プロトモデルまで到達しました。
後は、さらに細かいところに手を加えて、
製品版プロトの段階へ進み、春くらいにはショップさまへお届けできればと
考えております。
雪の降る今のうちに、野池でキャストを繰り返し、
動きの最終チェックをしなければ春には間に合いません。
風邪引かないように、頑張ります!!!