開発コード:AN‐30

またまた寒波到来で、
大雪の予報が各地に出ています。
皆さん車の運転などは気を付けてください!
さてさて、
そんな寒~い冬の間に着々と進んでおります。
新アイテムの開発作業。
P1160004.JPG
「開発コード:AN-30」
サブサーフェイスのクランクベイトなのですが、
実は、約2年半前のアルカトラズをリリースした時から
開発はスタートしていたんです。
「何年かかってんねん。。。。」という声が聞こえてきそうですが、、、
「3年かかってます!」と答えるしかない訳です。
いくつかルアーを作っていると、
どのくらい潜るようにするとか、ウォブルとロールのセッティングの
仕方とか、浮力のセッティングなどはある程度分かってきます。
この「AN-30」を作り始めたときに、コンセプトとして、
「水深30cmまでをトレース出来るもの」
「しっかりと水を動かせるもの」
「ウォータースクラッチ理論を継承するもの」
この3点を突き詰めて考えようというものでした。
1つ目と2つ目は何も難しいことはありません。
最も苦労した点は、
3つ目の「ウォータースクラッチ」。
アルカトラズと違い、
表層は水面までの距離が無いために、
高速リトリーブをすると水面に飛び出やすくなります。
これは、ボディ形状が複雑な為、水を掴めているところと、
水を掴めていないところの差が激しく、
少しでも安定性を失うと水から飛び出てしまうんです。
けれども、
僕の考えるウォータスクラッチを実現しようとすると、
ボディ形状はある程度、複雑なものになってしまいます。
このボディと動きのバランスセッティングに沢山時間が必要だった訳です。
で、、、
ようやく最終プロトモデルまで到達しました。
後は、さらに細かいところに手を加えて、
製品版プロトの段階へ進み、春くらいにはショップさまへお届けできればと
考えております。
雪の降る今のうちに、野池でキャストを繰り返し、
動きの最終チェックをしなければ春には間に合いません。
風邪引かないように、頑張ります!!!

+ROOMS'ロングTシャツ

「塊」が終わりホっとしているともう11月も残りわずか。。。(汗。。
来月もエルズさまのイベントや名古屋でのJFLCCがあるので、
かなり焦っています。。
さてさて、
今回「+ROOMS’フィールドクルー」のロングTシャツを
販売いたします!!!
ロンT画像フロント(ブラック).jpg
前はこんな感じで、、
ロンT画像背中(ブラック).jpg
背中には肩の所に、「RIOT」ライオットと名付けた獣を
入れています!
そして左の袖に「+ROOMS’FIELD CREW」
今回は、ブラックとイエローの2色です。
ロンT画像背中(イエロー).jpg
サイズはM、L、XLをご用意しています。
ロンT画像フロント(イエロー).jpg
販売価格は、
各色、各サイズ
5000円
正規取扱店さまにてご予約受付中ですので
気になられた方はチェックしてみてください!!!

「マーヴェリック」に求めたもの

P81400262121212.jpg
かなり遅れていますが、、、(汗。。。
少しずつ新アイテムの「マーヴェリック」を
納品しております。。
さてさて、、そろそろお手元に届いたユーザーさまもおられると
思いますので、、僕がマーヴェリックに求めた部分を少し書いてみようと思います。
実物を手にされた方は分かると思うのですが、
見た目の大きさに対して重く作ってあるんです。
サイズ的には2ozクラスのルアーに見えるのですが、、
このルアーは3.5ozよりも重くしてあります。
この体積と質量の関係はもの凄く大事な部分であり、マーヴェリックはかなり自然界を意識してセッティングしました。
以前にも書いた事があるかも知れませんが、、
皆さんハムスターなどの小動物を手にのせたことはありますか??
赤ちゃんを抱っこしたことありますか??
犬や猫を抱っこした事ありますか???
生き物を持ち上げると独特の重量(質量)を感じませんか?
それはなぜかというと、、、
昆虫などを除いて、ほとんどの生き物は多くの水分で構成されているから水の質量に近い重さを感じるからなのです。
多くの物に溢れる現在ですが、、意外と水の質量に近いものと言うのは、手にする機会が少なく、生き物と触れ合う時に重さに独特な感じを受けるのです。
バスは生き物を食べる魚であるから、生まれながらに、生き物の質量を知っています。
「体積に対して、水に近い質量のものが動く時に形状変化する水」
この水の形状変化によって生み出される水中音も当然知っているのです。
P814001811220.jpg
こんな考えを追求してマーヴェリックは作りました。
着水音も動作音も生き物の質量で発生させる事で自然界に馴染むルアーを作り出せるのではないか?
超タフコンディションにおいて、威力を発揮できるのは、
自然界とどれだけ高次元でシンクロ出来るかに尽きると思います。
ですから、このマーヴェリックは、動きで釣るルアーではなく、
存在でバイトさせるルアーなのです。
P8140019.JPG

カラーチャート決定!

時間が無い。。。(汗。。。
急がなければと鞭を打ちつつ、、悩みに悩んだ
「マーヴェリック」の発売カラーチャート。
ようやく今日になって決定いたしました!
P8110015.JPG
この4色に決めました。
バタバタとしている毎日ですが、唯一、ドタバタから数時間解放される睡眠へ移りたいと思いますので、個々の画像はまた改めて解説いたします。

最終マスター型

7月中旬に製作した「マーヴェリック」用シリコンモールド。
これが量産モデルのモールドとなる予定でした。。。
ここに来て、、、、微調整を含めた変更に踏み切ってしまいました。
いつもながら、自分の頑固さに気付かされる瞬間です。
最後の最後まで気に入らない点は変更。
胸張って「これが僕の、+ROOMS’のルアーです!」と言えるように、この量産シリコンモールドにはチカラが入ってしまいます。
という訳で、、、
最終プロトタイプを元に、削り出しました。
P8050010.JPG
これが、量産用マスターモデルとなります。
「マーヴェリック」最後の変更を加えた原型となるモデル。
誰が見ても+ROOMS’のルアーと認識してもらえるように、
ルアービルダーとして、ルアーデザイナーとして今出来る全ての想いを込めて。
P8050008.JPG
最後の最後に変更点を加えたことで、予定リリース日に間に合うかどうか怪しくなってきました(汗。。。。。
それでも納得いくまで詰めたいと思ってしまいますね。

名前の由来

日中35℃超え。。。(汗。。。
クーラーの無い作業場の灼熱です。。。
さてさて、先日このブログでアップしました「MARVERICK」ですが、今まであまり語ってこなかったルアー販売名の由来を。
ご存知の方も多いとは思いますが、、、
この「マーヴェリック」という名を持つルアーは既にいくつか存在します。
国内外で、、、
ミノーやペンシルなどのルアーに「マーヴェリック」と名付けられています。
ではでは、なぜ既に存在するルアー名と同じ名前を付けたか??
それは、ルアーのイメージと「マーヴェリック」という響きが僕の中で凄く一致したからというのもありますし、これまでに販売されている「マーヴェリック」は「MAVERICK」というスペルで、恐らく日本語に訳すと「一匹狼」という意味合いで名付けられているのではないかなぁと勝手に判断した為です。
今回の新アイテムは、ジョイント無しのS字ビッグベイトということで、開発段階の+ROOMS’TVなどを見られた多くの方々から不思議な感じのルアーですね~と言っていただいたこともあり、
「MARVEL」や「MARVELOUS」という単語を名前に入れたかったのです。
それで、「MARVEL」+「MAVERICK」=
「MARVERICK」という名前にしました。
なので、この「MARVERICK」は僕が作り出したスペルで造語なのです。
そんな意味を込めて命名いたしました。

「IN MY ROOM」

兵庫も梅雨明けの先週土曜日から真夏のような猛暑に見舞われていて、暑さのあまりなかなか作業が進みづらい状況です。。
そんな中、着実に進行しております。
新アイテム!
P7190004.JPG
開発コード:SS-180
終盤プロトタイプへと漕ぎ着けました。
イメージしているものにかなり近づいてきた感じがしています。
ここから最終プロトのマスターモデルを成形しそれを元に量産モデルのシリコンモールドを起こします。最終的にはデザイン面ももう少しブラッシュアップさせて+ROOMS’としての造形も進める予定!
1ヵ月後にショップさまへお届けできればと思い残りの作業を急ピッチでやっつけてしまおうと企んでます。
さてさて、そんな「SS-180」の販売名を決めました!
開発コード:SS-180
商品名:「MARVERICK」(マーヴェリック)
次期+ROOMS’新アイテムは、
「マーヴェリック」です!!!
もう少しお待ちください(汗。。。。。

開発コード:「SS180」

いいお天気が続きそうなゴールデンウィークみなさんいかがお過ごしでしょうか???
こんなに釣り日和なのに、、、、
僕は、、、、作業場に引きこもってます(涙。。。。
ヒキコモリの最大の理由は、、、
先日このブログにも少しだけ載せた開発モデル「SS180」を急ピッチで進めているのです。
ゴールデンウィーク返上で作業しているのが功を奏して、
予定よりも早くリリース出来そうな感じになっているくらい急ピッチで進んでます。
それで、、、
かなりの「集中力」と「細心の注意」が必要な
最終マスターモデルの削りだしがようやく終盤に差し掛かって来ました。
新モデルが生まれるかどうかはこの最終マスターモデルに掛かっているので、いつもこの時は睡眠不足になってしまうくらい神経つかいます。。。
初公開「SS180」
P5020014.JPG
顔部分です!
僕は、デザインのイラストをほとんど描かないので、
デザインはイメージ出来るかどうかにかかっています。
もちろん、削りだす時も木に下書きはしません。
イメージが鮮明に出来たものを忠実に彫るだけなのです。
この木の中に「SS180」が埋まっているのを彫り出していく感じなのですが、イメージがハッキリしないと何も彫り出せない。
数日前に、このイメージが頭の中に出て来て、、
アルカトラズの時と同じくらいハッキリと鮮明に浮かんだので、
ここぞとばかりに削り出しました。
P5020011.JPG
+ROOMS’のまた新たな方向性をお届け出来るように1歩1歩進んで行きたいと思います!

引き出し

「バスショップ ナイル」さまにてご予約受付させて頂いている「フラッシュファルコン」に多くのご注文ありがとうございます!
只今、、ココロを込めて1つ1つ作っておりますので、もうしばらくお待ちください。今週末には納品できると思います!
PA201.JPG
さてさて、この「フラッシュファルコン」ですが、、
ルアー選びの引き出しを1つ増やしてもらえればという思いで開発しました。
クランクベイトで一通り探ってみて釣れない時って、
その後、ルアーを変えるなら何を投げますか???
テキサスリグやノーシンカー、スモラバなど、
ワームを投げる前にフラットサイドのクランクを試して欲しいんです!
ラウンド型もフラットサイドも同じクランクベイトなんですけど、
違うんです!!
そう、、、明らかに違うんです!!!!
「フラッシュファルコン」はその違いを分かりやすくするために、
ロールに振った設計にしました。弱ローリングのフラットサイドが持つチカラを感じてもらえればと思います。
ただ、フラットサイドに弱ローリングのセッティングが最も釣れるのか?と言うと、一概には言いきれません。
良い時もあるし、そうでない時も当然あるんです。
これも、ルアー選びの楽しさなんだと思います。
僕がフラットサイドで使い分けるルアーを紹介します!
「スタンフォード」の「シャローレイザーシャッド」
PA200013.JPG
このルアーは「フラッシュファルコン」とは、作り出す波動が全く異なるので、ローテーションには欠かせないものとなってます。
ラウンド型のクランクベイトでも同じなんですけど、
そのルアーの持つ特徴を掴むことで使い所やローテーションのタイミングを把握していけると思うんです。
ルアーの持つ特性を理解することで、もっともっとルアーの引き出しを増やしていけると思います。
タックルボックスの中で眠ってしまっているルアーや、
今まであまり見ていなかったルアー達に改めて向き合うことが引き出しを増やすきっかけになるかも知れませんね!