春は「赤」とよく耳にします。
なんで赤なのか???はさておき、
+ROOMS’のカラーチャートにある赤色を説明します。
ほとんどのアイテムに採用している、
「ファイアーレッド」
そして、
元々は、僕のシークレットカラーだった
「ハンティングレッド」
赤系はこの2色な訳ですが、
この色の使い分けを良く質問されます。
それで、皆さん言われるのが、
濁ったところに「ハンティングレッド」で、
クリアーに近いほど「ファイアーレッド」ですか???と。。。
絶対的な正解はないのですが、、
僕がこの2色を作る意図としては、
逆なんです。
濁ったところに「ファイアーレッド」。
クリアーや弱ステインに「ハンティングレッド」。
その理由は、
魚の目は赤色を認識しづらいと僕は考えていて、赤は恐らく黒よりも黒いというか、
シルエットとしてはハッキリするが、鮮やかさはなく、どちらかと言えば、
岩などに同化しやすい色だと思うんです。
海釣りをされる方はガシラやアイナメなどの根魚が赤いことをよくご存じかと思いますが、
人間から見ると赤く鮮やかな色が魚にとってはこの上ない保護色となっているのです。
そう考えているので、
濁りがあるところでは、シルエットを出来る限りハッキリと出せる
「ファイアーレッド」の方が効果的。
「ハンティングレッド」のシルバーの塗装はキラキラさせるためのものではなく、
赤のみのボディではシルエットが強すぎるのをぼかすためのものなのです。
ですから、水の透明度が上がるほど「ハンティングレッド」の使用頻度が高くなります。
クリアーなところでの赤はハッキリしすぎてバレバレになってしまい
バイトの確立を下げてしまいますから、少し和らげてくれるシルバーの塗装が
とても重要になって来る訳です。
シルバーはキラキラのフラッシング効果だけではないのだ~!
こんな事を想い出しながらこの2色を使い分けて頂けると嬉しいです!
SUNSET
僕の愛機である
「GIBSON ヒスコレ‘57」
昔ほど指は動かないけれど、
すごく練習したのを想い出しました。。。。。
しっとりとまた弾きたくなる夜です。
Gary Mooreはやっぱり僕の中のギターヒーローの一人です。
本当にいい楽曲を届けてくれて有難うと言いたいです。
何か住んでる???
ドーハの悲劇再びかと思ってしまいましたが、
PKでの日本代表に感動しました!
さてさて、
1月ももう終わろうとしていますが、
遅ればせながら、お世話になっております、
「ナイル京橋店」さまへ新年のご挨拶へ行ってきました。
いつもあたたく迎えてくれる竹内さんには感謝感謝です。
で、いつものようにたわいもない話しをしていると、
リールの話しになり、
僕「ずぅ~~~と放置していたTD-Z久しぶりに使おうかなと思ったら全然廻らないんですよね~」
竹内さん「ベアリング換えてみたら?」
僕「全くメンテしてないんで、開けたら何か住んでるかもしれないですよ(笑)」
竹内さん「見てあげるから持ってきて」
僕「え??マジで見てくれるんですか??」
竹内さん「いいよ、ベアリング換えてあげるよ」
というわけで、
ガサツな僕にはありがたい方向に話は進み、
竹内さんの手によってクリーニング&ベアリング交換してもらえて、
TD-Zは蘇りました。
その様子を写真撮っとけばと、、、このブログを書きながら思ってしまいました。。。。
やっぱりメンテは大切ですね。
今使っているリールは7台。
シーズンインするまでにメンテして使いたいと思います。
竹内さん本当にありがとうございました!!
メインで使っているコンクエ100DCもいいリールですが、
TD-Zもまだまだ現役です。
低水温期
寒い日々が続いていますが、
皆さん釣りに行かれているでしょうか???
去年に比べて、この冬はホントに寒い日が多い。
早朝の野池でほぼ凍結なんていう光景も見慣れてきました。
さてさて、
野池の表層水温が氷点下から3℃程度になるこの時期、
11月、12月に比べて釣りやすいという話しを耳にしますが、
これは本当なんでしょうか?
フィールドに立つと、
とてつもなく寒い。。。。この季節。
水温が4℃~9℃くらいの時期に比べて、
魚の居場所はかなり絞りやすくなります。
野池の場合、ビックレイクやリザーバーに比べて
魚が越冬出来るポイントは絞りやすいので、3年も通えば見えてくる。
そのここだ!というところへ
何をキャストするか???が重要なわけですが、
僕の冬の釣りは2種類。
1つは、静と動がハッキリと出せるハードルアー。
ルームズルアーの中では、
「A.O.I雷神」のシンキングチューンです。
ジャークでイレギュラーダートをさせた時の瞬発力と
シンキングでステイさせた時の差が明確に出せる。
さらに、ダート時に頭下がりになったり、
お尻下がりになったりと姿勢が一定でなく、
シルエットを変える事が出来る。
これは、重心移動の為に内臓されているシンカーが
どこにもロックしないように入れてあるからなんです。
この止めた時のシルエットが大切で、
バイトぼ確率を上げて行けるシルエットを目指して、
設計してあるんです。
「A.O.I雷神」の実物を見られた事のない方は
是非見て頂けると幸いです。
ミーハー。。。
少し前から気になっていたロッド。
この写真で分かる方もおられるのでは。
このシンプルな雰囲気はかなり好き。
1本所有している、アブガルシアの「VENDETTA Factory Tuned」に似ていて、
使ってみたいなぁと思ってました。
やっぱり性格上、、、
気になったものは自分で使って、自分の目で確かめてみたいのです。
周りから、
ミーハーと言われても、
どんなものかキャストして、魚掛けて、
やりとりしてみて、確かめたい。
というわけで、
いつもお世話になっているナイルさまへ行って買ってきました。
KVD SIGNATURE SERIES
KVDC666MHC
振った感触はというと、
超センシティブという感じではなく、
少し大味な感はあるものの、
取り回しやすい軽さで、
しっかり振りぬけそう。
野池のオカッパリも、ボートの時も使える
ヴァーサタイルなロッドだと思います。
このロッドが気になった方は、
詳しいスペック等、掲載されていますので、
「バスショップナイル」さまホームページにて
確認してみてください↓↓↓
http://bass-nile.com/?pid=26232086
今年は色んなフィールドに行ってこのロッドでも楽しみたい!
必要な事
「ルアービルダーに必要な事は何ですか???」
先日、こんな質問を受けました。
必要な事と必要な能力は多々あると思います。
ただ、+ROOMS’のルアービルダーとして、僕自身が大切に
している部分というのがいくつかあります。
少し掘り下げると、
絶対的に必要な事は、“オリジナリティ”であり、
「ナンバー1」より「オンリー1」であり続ける事だろうと思います。
数多くのルアーが販売されている中で、
1人のビルダーがルアーを作る意味として、オリジナリティは不可欠である。オリジナリティの無いものは代用品が既に存在している
のではないかと思います。だから自分にしか出来ない物作りにはとても重点を置くようにしています。
そしてもう1つ。
ライトリグのフィネスフィッシングからハードベイト、ビッグベイトに至るまで色々なジャンルの釣りを出来る限り普段からする事。
ビルダーだから自分のルアーしか使わない。
自分が作っているジャンルの釣りしかしないというのはとてもナンセンスな気がします。
バス釣りほど色々なルアー(仕掛け)で釣れる釣りはないと思います。そんな多岐多様な攻め方のある釣りにおいてその引き出しを自分で狭めるのはとてももったいないように思うのです。
ルアービルダーである前に、1人のアングラーである事を忘れることなくルアーと向き合い、バスと向き合っていきたいと考えています。
だから僕は他のビルダーさんに比べると1回の釣行に持ち込むロッドの数は多いのかもしれませんね。
歩く。。。
人間、誰しも蹴躓く時もある。
どんな未来も予定通りにはいかない。
誰でも転んで、傷つきながら生きている。
止まない雨は無い。
けれども、雨の日には、雨に感謝する心も持ち合わせたい。
誰かが言った、
「転ぶ事が失敗ではなく、転んで起き上がらないのが失敗だ」
哲学的な考察と現実との狭間に人は生きている。
少しずつ。
光と影
僕の場合、、アイデアというのは
いつものごとく突然浮かびます。
煮詰まっていた解決策が交通事故のように浮かびました。
ハチの巣とカップヌードルのお湯に感謝です。
ルアーには関係無いもののようですが、、、
日常生活とルアー作りはリンクしている部分もあるのです。
今日はぐっすり寝れるかも、、、。。。
さてさて、
ブログタイトルの「光と影」ですが、今日はクランクの色について少し。。。
アルカトラズでは様々なカラーを納品してます。
これはカラーローテーションをするためもありますが、水に合わせてカラーを選ぶ楽しさを体験して頂くためもあるのです。
チャート系で言えば、「ノイケタイガー」にはじまり、
「南湖チャート」や「ライムチャート」、
サブマリンさまのオリカラである「パープルバックタイガー」と
ベースカラーは同じものでも背中に吹き付けるカラーで印象は変わります。
もちろんサカナにとっても受ける印象は違うのです。
そして、アルカトラズの場合、他のクランクとは違い、そのボディ形状により太陽光だけでボディに影を持つことができます。ここがカラーと密接な関係を持つ部分なのですが、この「光」と「影」が共存する1つのルアーにおいては、少しのカラーの違いが大きな違いとなってしまうのです。
空気中でみるカラーと水中でサカナが見るカラーは明らかに違い、
さらに水に合わせていくと何通りもカラーが必要になってくるのです。
これはチャート系だけに限ったことではなく、
赤系の「ファイアーレッド」と「ハンティングレッド」にも同じことが言えます。
また、唯一シャッド系カラーの「シルバーフォックス」はクランクにはあまり無いカラーと思われがちですが、多くのフィールドで小型のベイトフィッシュは食物連鎖の中に入っています。
クランクベイトにもカラーをベイトに合わすことがベストな状況は当然あるのです。
一見同じようなカラーでもそのカラーの持つチカラを体験した上でショップさまへお届けしていますので、お試しいただければと思います。
煮詰まる。。。。(涙。
そうなんです。
他のビルダーさんから見ると、、、思うがままに、
何も考えずにルアー作りしているように見えるらしいのですが、
僕だって、、僕だって、、、煮詰まるときがよくあるのです。
う~ん。。。。。
煮詰まって無い時のほうが少ないです。。
「体積を変えずに・・・・」の質問をした先輩ビルダーのみなさまはお気づきかと思いますが、、、、真剣に出口が見えてきません。
突っ切って現状のままリリースするのか、、
大幅に変更して商品化するのか、、、
それとも、、このアイテムはボツにするべきなのか。。。
この悩みの種は、
ルアーが着水する時の「水柱」がキーになっているのは
自分でも気付いているのです。
「ウォータースクラッチ理論」の根本にある、
自然界に馴染む人工的作業の中で、
重力による水の複雑な形状変化をもたらす唯一の方法が
質量の大きい物体(ルアー)による着水時の「水柱」であるから、
悩むのです。
考えすぎて、、、
今日は寝れそうにない。。。。。。のです。。。
ルアーとは?
ルアーらしいってどういうことなのか???
僕の頭のなかで、この疑問の答えが見つかりません。
先日、ルアー業界のある方から言われた一言から
この疑問と向き合っています。
その一言とは、+ROOMS’ルアーを見て、
「これはルアーじゃない、ルアーらしくない」
というものでした。
あまりにも僕の意識とはかけ離れていた為に、
その発言に対して、喜怒哀楽の全ての感情は無に等しかったのが
正直なところです。
ただ、僕が趣味として販売もせずにルアーを作っているのなら何を言われてもいいのですが、僕のルアーに共感して購入して使っていただいているアングラーのみなさんに対してとても失礼な発言に思えてなりません。
このバス釣りルアーの業界はパクリが日常になり、平然と販売されているのは否めません。アメリカで販売されていたもののコンセプトや根本的なデザインをそのままコピーしてさも私が開発しましたというような商品があることも事実です。
商品が売れれば何をしてもいいのか?
単にビジネスだけを考えれば売り上げが全てであり、
数字が上がらなければ、敗者である。
けれども、その数字だけを追い求めてきた結果が
今の日本のバス業界なのではないでしょうか?
確固たるオリジナリティやコンセプトを持たない商品、
ルアーだけに留まらず、その販売コピーまでをもコピーしてしまう
商品があとを絶たない。
誰がどこで使っても釣れる魔法のルアーなんて存在するわけないのに、過大、過剰に宣伝していく販売方法。
バスフィッシング本来のルアーを選ぶ楽しみはどこへ行ってしまったのだろう???と思ってしまいます。
僕は自分のルアーが最強だと思ったことは一度もありません。
良い時もあれば、全くダメな時もある。
当然ですよ。ルアー選びの引き出しを1つでも増やすために作っているのですから。
作り手のオリジナリティを出来る限りルアーに詰め込んで表現する。ルアーをデザインする人間として、ルアービルダーとして、僕は今まで通り+ROOMS’の造形世界を表現していきたいと思います。
すでに存在するルアーをちょっとイジッてリリースして、このルアーとコンセプトは僕が作り出しましたなんて僕は言いたくないですからね。