多くのルアービルダーさんが、完成したものをテストするテスターさんはスタッフとしているけど、ルアーの開発自体はビルダーさん1人で行なわれていると思います。見た目も動きもビルダーが決める。テスターの意見は聞くが、これは最終段階での話だと思います。
+ROOMS’はかなり珍しいと言われるんですが、最初のプロトから、僕とユージで意見を出し合い変更していきながら完成までもっていく。
「ルアー開発」という仕事においては完全に分業しているんです。
それぞれの役割を簡単に言うと、僕がデザイン(見た目)、ユージが動き(バランス設計)。ときにはお互いの意見がぶつかってしまう時も当然ありますけど、、、、アングラーのみなさんに喜んでもらう為には当たり前のこと。1人で作っているときには見えないものが2人になると見えてくる。
開発ミーティングを繰り返していくうちにお互いに自分に足りないものが見えてきて、そこを補いながらこれだ!っていうルアーができていくんです。
この写真はユージが今開発テストしているフラットサイドクランク。これらのプロトもユージが作ってテスト、変更してます。
発売までにはもっと沢山のプロトでユージの部屋は埋め尽くされるんですけどね。。。。
多くのアングラーさんから、「+ROOMS’はルアーのカテゴリーに縛られて作っているようで、カテゴリーなんて気にせずに作ってますよね!」って言われます。
トップウォーターもあれば、クランクもあるし、ハニークロウというソフトベイトもある。「TC-515」をリリースすれば、ミノーもアイテムの中に加わります。
小さな小さなハンドメイドのブランドでこんな風に色々な種類の
ルアーを開発していけるのは、+ROOMS’が二人だからなんです。
ビルダーで代表の僕と対等に意見を言い合える開発担当のユージがいることで+ROOMS’流の「ルアー開発」は毎日毎日進んでいくんです。
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サプライズ!!!
さてさて、先日多くの入場者で賑わっていた大阪フィッシングショーみなさん行かれましたか???
僕とユージは8日(日)に行ってきました。
今年は例年にも増して沢山のかたでごった返していたように思います。
そして、この日はある+ROOMS’ユーザーの方からの依頼でプレゼントをお届けするというお仕事もあったんです。
時系列で説明すると、
昨年の12月14日、突然1通のメールをいただきました。
差出人はいつも+ROOMS’を応援していただいている、三重県のKさんの奥様。内容は、「クリスマスと結婚記念日と主人の誕生日のプレゼントを、主人には内緒で何か製作していただけませんか???」というものでした。
突然のメールでビックリしましたが、こんなあたたかいご夫婦がいらっしゃることに、+ROOMS’で何か出来る事があれば協力したいと思い、後日ご連絡をして予算と希望をお伺いしたんです。
その数日後、ユージとの開発ミーティングの時に相談すると、ユージもぜひぜひ、ご主人が思いっきりビックリするものを用意しよう!とこの話に大賛成してくれたんで、二人で何がビックリするか悩みました~。。。。。。
、、、、で、僕が4年ほど愛用してきたロッド「CRIMINAL DRUG-STAR 」を譲るのがサプライズになるんじゃないかって結論にいたったんです。
このロッドはブランクテスト用に僕自身の為だけに作った試作ジグロッドで、結果的には「CRIMINAL」のラインナップには入れなかったプロトタイプの中の1本だったんです。
ただ、、、Kさんの奥様よりお伺いしていた予算よりも若干上がってしまうので、先月、予算の相談をさせていただくと、奥様も快くOKしていただき、プレゼントは「CRIMINAL」のプロトタイプに決定!
ここまで、全てご主人さんには内緒で話しは進んでました。
それで、いよいよ、渡す日程を決めることとなり、丁度、フィッシングショーへ大阪にご家族みんなで来られるとのことでしたんで、じゃぁ、そのときにしましょう!と日程も決定!
2月8日、いよいよ当日、予想以上に多い会場内で偶然会うことは不可能に近いと判断し、奥様と何度もメールのやり取りを繰り返すことで、Kさんご家族に偶然を装って会うことに成功!
ここで、初めて、奥様からのオーダーを受けていたことを明かし、会場の外で無事お渡しする事ができました。
依頼からここまで、約2ヶ月近くご主人さんにはバレルことなくできたこともあり、本当にビックリしてよろこんでいただけたので、僕もユージもホッとしました。
元々、ユージと二人で何も無いところから、ワクワクするようなロッドやルアーで楽しいバス釣りを1人でも多くのアングラーに提供していきたいって始まった+ROOMS’。
これまで、多くの笑顔と応援の声をいただき今日までやってこれたと思います。
そして、この日も+ROOMS’をやってきたお陰で、Kさんご夫婦の笑顔に出会う事ができました。Kさんご夫妻には本当に感謝感謝です。
これからも、1人の笑顔を少しでも増やせるようにユージと共に精一杯やっていきたいと思います。
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「ディープパープル」出荷
本日30日、スイムテスト、梱包作業を無事終えて、
いつもお世話になっている「ギジェット」さまへ、
「アルカトラズ」のギジェットオリカラ「ディープパープル」を
発送しました。
数日後にはギジェットさまへ届いていると思いますので、宜しくお願いいたします。
「ギジェット」山口店長までお問い合わせください↓↓↓
〓WEB〓
http://www.rakuten.ne.jp/gold/getfish/
〓MAIL〓
gwidget@bbg.jp
〓TEL〓
06-6949-9339
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デザイン
デザインの優れているものって、説明できないカッコ良さを持っているんですよね。。。。
例えば、フェラーリ。。。
男の子にしか分からないかも知れないけど、512TRやディーノ。子供の頃初めてF40を目の前で見たときは鳥肌が立った。
けど、フェラーリの何がカッコいいのか聞かれると、説明できない。カッコいいものは理屈抜きにカッコいい。。。
世の中には、人を惹きつけてしまうデザインというのが存在するんです。
フェラーリはどんなに背伸びしても貧乏な僕には買えませんが、「porada」の家具や、「paul smith」の服、「alfredoBANNISTER」の靴なんかは、デザインの中に説明できない何かを持っていて不思議と惹かれるものなので愛用しています。
話がそれてしまいましたが、、、、、、、
久しぶりにココロときめくデザインを持ったルアーに出会いました。ルアーの場合、デザインだけが優れていても意味がないのはもちろんです。魚を釣るという機能をちゃんとあわせもった上で、説明できないカッコ良さのあるルアー。
自分自身ルアーデザイナーとして、嫉妬してしまうほどのデザイニングがされたルアー。
それが、これ。
「GRAYZ」の「ゾディアック」。。。
実物をご覧になられた方はわかると思います。
何とも言えない、曲線と直線の交わり方。エロ過ぎる。。。。
僕が常日頃デザイン面で考える、誰も見たことの無いデザインでありながら、生き物っぽさや、艶かしさを持ったルアーというのをかなり高次元で表現出来ているルアーなんです。
しかも、アングラーが理解しやすい動きにセッティングされていて、クランクベイト感覚で使えるルアーに仕上がっていると思います。
ルアーは所詮釣り道具だからデザインなんて必要ないという意見もあるとは思いますが、僕は、人を、アングラーを惹きつけ、掻き立てるルアーデザインは必要だと考えています。
だから、我維羅やアルカトラズのデザインにはこだわりました。
これからも、説明できないカッコ良さをもったルアーデザインを目指していきたいと思います。
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「キラーチューン」
先日、ユーザーの方から「ハニークロウ」で50cm釣りました~!!!!っていう嬉しい報告を頂きました!
1月の野池で50cmは、ご本人さんも大興奮されたようで、作り手としては嬉しい限りです。
そこで、今日は僕がやっている「ハニークロウ」のテキサスリグ用カットチューンを公開します。
これが、テキサス用にカットしたハニークロウです。
名付けて「キラーチューン」。
ラバージグのトレーラー用に開発したハニークロウは、水を動かす事に重点を置いているので、水に動かされる事に弱い。
ジグと一緒に使うときはジグのスカートが水に動かされる役目を果たしているので、トレーラー自体には水を動かす事ほうが必要なんです。
けれども、、、テキサスリグとなると全く別もの。
存在感の中に微妙なユラユラ感は必要となってきます。つまり、水に動かされる部分がワームに必要とされるんです。
そこで、この「キラーチューン」となる訳です。
こんな風に好きなようにカットして使っていただくこともハニークロウの良いところだと思うんで、皆さんも自分だけのカットチューンでお楽しみください!!!
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思い出。。。
ある方が初めて作ったルアーのことをブログで書かれていたので、僕も初めて作ったルアーの話を。。。。
今から約15年くらい前に、まだ、若かりし僕が生まれて初めて作ったルアーはクランクでした。
押入れあさったら出てきました!これが僕のオリジナルルアー第1号です。
名前なんて付けてません。。。。。。
バルサで適当に作ったクランク。動くには動くが、ルアーの設計なんて全く知らないで作ったんで当然釣れるわけがないダメダメルアーだったんです。
そんなルアーでも、当時は自分だけのオリジナルルアーとしていつもタックルボックスに入れてました。。。まぁ結局釣れることはなかったんですけどね。。。。
このクランクを作っていた頃は、自分が+ROOMS’というハンドメブランドをやっていくなんて夢にも思わなかった。。。
けど、このクランクがあったから、今の+ROOMS’があると思うと、僕にとっては、大切な大切なダメダメ第1号ルアーです。
今でこそ、「アルカトラズ」のような複雑な形状のルアーをリリース出来るようになりましたけど、僕もいきなり作れたわけじゃないんです。
こんな普通のクランクから始まって、何回も何回も失敗を繰り返して今に至ってます。そしてこれからも今までと同じように何回も何回も失敗してルアーを作り上げていくと思います。
たまには、昔の失敗作ルアーを見て思い出にひたるのも必要かなぁって思いました。。。。。。。。
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「エロズピンク」
アルカトラズの「エロズピンク」少量出荷しました~!!
昨日発送したので、そろそろお店に届いていると思います。
前回出荷したものは、目がブルーだったんですが、、、、今回の出荷分から、レッドアイになってます!
気になった方は、「ルアーショップL’s」の小田店長へ早めにお問い合わせしてくださ~い!!!
「LURESHOP L’s」さま↓↓↓
〓WEB〓
http://ls-bass.com/
〓MAIL〓
tyqmd733@ybb.ne.jp
〓TEL〓
06-6305-1918
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リールカスタム
いつもテスト釣行では酷使しているリール達を少しカスタムしてみました!!!
そう、ハンドルです。
アブガルシアのRevo STXとTD-Z。もうボロボロです。。。。。
そして、、ハンドルは「DRESS」さんの「DETONATOR」。
極厚カーボン製の信頼できる強度をもったカッチョいいハンドルなんです。そこに削り出しのアルミ製ランバスグリップ。
ハンドル変えるだけでこんなに見た目変わるんですね!!
そして、2009年は新たに1つリールを追加しました。
アブガルシアRevo Elite CBです。
STXがマグネットブレーキを採用しているのに対して、このCBは遠心ブレーキを採用しているモデルです。
結局、、、僕ってアブが好きなんですよね。。。。
去年までは、Revo STX、TD-Z103が2個、ダイワPIXYの4つをメインリールに使っていましたが、TD-Zがそろそろ限界に近づいているので、Revoに入れ替えていく予定です。
とりあえず、夏くらいまでは、Revo STX、Elite CB、TD-Z、PIXYを使っていきます。
ハンドルは4つとも「DETONATOR」のランバスグリップのオプションであるシルバーカラー仕様に統一しました。
基本的には、90mmのハンドルに変えているんですが、PIXYだけはフィネスな釣りがメインとなるので、80mmを選んでいます。
「DRESS」さんはこの「DETONATOR」のほかにも色々な商品をリリースされていますので詳しくは↓↓↓でチェックしてください。
「DRESS」さんHP
http://www.f-dress.jp
フィッシングショーにも出展されるみたいなので、遊びに行かれるかたはブース覗いて見てください。カッコイイアイテムばかりですよ!!!!
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開発コード:「TC-515」
さてさて、昨日は廃盤のお知らせを書きましたが、
今日は新アイテムの開発進行状況を。。。。
去年のブログにも時々出ていますが、開発コード名「TC-515」がようやく最終段階にきていて、みなさんにお披露目できるようになりました。
「アルカトラズ」で提唱した「ウォータースクラッチ理論」をボディデザインに継承しているミノーシェイプのサーフェイスプラグ。
一般的にミノーといえば、誰もが小魚ライクなものをイメージすると思うんですけど、+ROOMS’が作るとこうなるんだ!って表現したかったんです。
だから、顔のデザイン、シルエット、ボディデザイン全体のトータルバランスには本当に気を使いました。。。。。
全長95mmと大きくはないのですが、水中では、120mm~150mmクラスのロングビルミノーに引けをとらない存在感はあると思います。理由は???
アルカトラズと同じで、ボディが複雑な立体デザインのために、太陽光でボディ自体に自然と「光る部分」と「影」を作り出すから。
通常のミノーでは表現することが出来ないフラッシングを生み出すことができるんです。とても綺麗にアルミ仕上げを施したリアルミノーや、アワビ貼りをしたミノーでもボディ自体のフラッシングの中に「光」と「影」を共存させているものはかなり少ないと思います。
どうしても流線型ボディ形状は全体的にフラッシングを出してしまう。。。この強いフラッシングが効果的な時は当然あります。
けれども、「僕が、魚っぽいルアーを作らない理由」でも書きましたが、バスはルアーを記憶できる生き物なので、自然界に存在しないものによるフラッシングに一時的な強い興味は抱くが、スレやすい。記憶しやすいんでしょうね。。。。
フラッシングに関して、この問題を解消するためのカギが、
+ROOMS’にとっては、「光」の対極にある「影」を1つのボディ内に共存させることだったって訳です。
この複雑な立体ボディにはこんな理由で生まれています。
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出荷&お知らせ
昨日11日(日)に「バスショップ ナイル」さんへ
「アルカトラズ」の各カラーを納品してきました。
もちろんナイルさんオリカラの「ナイルカメレオン」も納品してます。
「ナイル」さんHP↓↓↓で確認してくださ~い!
http://bass-nile.com/
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「お知らせ」
それと、お正月の間にユージとも色々話して、
3つのモデルを廃盤にすることに決まりました。
1つ目は「ブルドッグ」
ハードウッド製スパイラルペンシルベイト
2つ目は「ワイルドキャット-プロップスタイル」
バルサ製ラウドネスサーフェイスクランクベイト
3つ目は「デビルキャット」
特殊発泡樹脂製カスタムデビルミノー
以上、この3モデルは2009年から製作しませんので、現在正規取り扱いショップさまの在庫分が無くなり次第、販売終了とさせていただきます。
これまで、「ブルドッグ」「プロップスタイル」「デビルキャット」をご購入いただきましたみなさま本当に有難うございました。
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